第八回・臓器を見せてほしい
心アミロイドーシスは、珍しい病気で症例が少ない。
それは知っていました。
この前、母が亡くなった直後、お医者様から
死因をはっきりさせるため
また、今後の同じ病気の方のために、臓器を見せてほしい
と頼まれました。
本当になくなった直後です。
私達子供のみ、お話があるので別室にお願いしますと話を切り出されました。
話を聞いても、亡くなった母の体を切り開くかどうかなんて、すぐにお返事出来ませんでした。
兄弟全員、混乱しました。
その時考えたのが、
「母ならどうするか?」
でした。
数分、兄弟で話し合った結果…、どうなったかご想像にお任せします。
ただ、このブログを御覧になっていて、ご親族がアミロイドーシスの場合はこういう申し出があるかもしれないと、心に止めておいていただいたほうが、その時が来た時まだ混乱が割けられるかもしれません。
どちらを選んでも、少しの後悔はあるかもしれません。
それは仕方ないことだと思います。
でもどちらを選んでも、その後、通夜・葬儀、その後の手続と忙殺され、母がいないことを節々で実感します。
母がもういない、その事実の前には、その事は些細な事のように思えています。
母がなくなった時、家族全員間に合いませんでしたが、看護師等の話で、母は苦しまず亡くなったと聞きました。
そのことは嬉しく思いました。
また何か思い出しましたら、記事を書くことがあるかと思います。