難病・心アミロイドーシス・母の病気

心アミロイドーシスの母について

第六回・しっかりした会話ができなくなってきた

また週末にお見舞いに行きました。

 

心アミロイドーシスが進行しているからなのか、尿毒症からくるものなのか理由はわかりませんが、母は無気力な感じで、終始ぼーっとしていました。

 

前回とは違い、意欲的な会話を投げかけてくることはありませんでした。

こちらの言っていることはわかっています。

 

例えば、

私「お昼は食べられた?」

母「うん。」

 

私「今日はお昼、何を食べたの?」

母「わからない。」

 

私「看護師さんが食べさせてくれたの?」

母「うん。」

 

私「だるいとか、しんどいとかない?」

母「ううん。」首を軽く左右に動かす。

 

私「妹が夕方に来てくれるよ」

母「うん。」

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自発的に出てきた言葉

「座りたい」

 夫と私がベッドから持ち上げて椅子に座らせてあげました。

(母は大柄で重く、ほぼ夫がしてくれています)

 

「横になりたい」

また夫と私(ほぼ夫)が持ち上げて、ベッドに寝かせました。

仰向け状態

 

「横向きたい」

寝返りができないので、背中を押して横向きにし、毛布をまるめて背中を支えて横向けにしました。

 

「もどして」

毛布を抜いて、仰向けにしました。

 

「枕がずれてる」

枕が少しずれていたので戻しました。

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同じ姿勢でいると疲れるのだと思います。

もう自力で寝返りが打てなくなったので、誰かに頼む他ないようです。

 

母が元気だった頃は陽気でおしゃべりで社交的。

誰とでもよくしゃべっていました。

 

私の夫とももちろんおしゃべりしていました。

次男の出産時は長男の面倒を見にうちに泊まりで3週間ほど来てくれていたので、夫とも親しくしています。

 

「病気は嫌やな…。」

帰りの車で、夫がぼそっと悲しそうな顔でつぶやいていました。

 

でもまだ何を話しているかはわかっています。

近所に住んでいて頻繁に母を見てくれている妹の話だと、それすら危うい時も増えてきているようです。

 

病気の進行が怖いです。